ベランダマウント作成(その2)

ようやく天候もよくなり極軸をドリフト法で調整しました。
μ-210とEOS kissX4とbackyardEOSで調整を実施、まず画面の東西南北を確認するため赤道義モータを止め星の流れる方向が西方向が分かった。この方向にbackyeardEOSのガイドラインを合わせる。
南中付近の星で極軸の東西方向を合わせ、東の方向の星で高度方向を合わせる。
各々10分程度星の動きを確認しとりあえず完了とする。

今回の機材改造第3弾の目的である「木星が見れるように」を確認のため、朝4時前に起きμ‐210で初めて木星を観望する。目論見通り木星を見ることができ高度余裕もあり当初の目的を達成できた。
今回の撮影は、気流も穏やかで透明度もそれなりにあったように思うが、カラーバランスも悪く綺麗な木星には程遠い状態であるが初めてだから良しとしよう。
2014-10-17-1957_2-LRGB
μ-210+2.5xパワーメイト 合成FL=6038 F=28.8
L:2分×83fps
RGB:それぞれ2分×83fps
カメラ:ASI120MM(12bit)
RegiStax6+StellImage7
L画像で綺麗な画像がこれ
042225_L

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べランドマウント作成

機材改造第3弾です。ベランダで三脚を使用すると高度の高い星が上階のベランダに邪魔され見えなくなる。これまで見れなかった木星を見れるようにベランダの柵に赤道義をつけるマウントを作成した。
知り合いの鉄工所で取り付け板2枚(板厚12mmの鉄板約10kg)・L金具6枚と赤道義をつける金具1枚作成してもらう。
IMG_2760
材料は安い鉄板を使用、色が赤いのはさび止めです。ベランダの柵のクランクに曲がっているところに取り付ける。仮止めし設計製造に問題ないか確認
IMG_2762
IMG_2765
問題がないことが確認でき白のペンキを塗布する。赤道義と望遠鏡を取り付けてみる。
IMG_2770
板が2枚あるのは下の板はL金具とともにベランダに固定する板で、上の板は水平を出すための板である。水平は1本の固定ねじ・2本の押しねじと2本の引きねじで調整する。
最初はハーフピラーを取り付ける予定がなかったが、惑星撮影用のカメラをつけると取り付け板と干渉するためやむを得ず取り付けた。そのため高度70度から80度見える予定が60度から70度程度と思われるが、木星は見れそう。
まだ防水カバーが入手できていないので、ドリフト法で極軸合わせの勉強を行った。初めてドリフト法を行うので思うようには行かず、そのうち雲が出てきたので中止しようかな。もう少し粘ってみようかな、晴れ間が出るかもしれない(晴れ間を待つ間でこれを書く)

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リモートディスクトップ導入

機材改造の第2弾です。ベランダから観望・撮影を行っているが、撮影用のノートPCでは画面が1024×768と狭くストレスを感じていたことと、夏の蚊・冬の寒さ対策として撮影をリモートディスクトップにより部屋の中から制御しようと考えた。
使ってみるとそんなにストレスもなく使えることが分かった。狭いディスクトップから1920×1200の広いディスクトップになりBackyardEOSとPHP2とステラナビゲータが使え便利と思ったが、ステラナビゲータの図が表示されない。ウインドウのメニューやリボン等は表示されるが肝心の図が表示されません。
stlnav
どうもWindowsXPに問題があるようです。試にWindows7でステラナビゲータを起動しリモートディスクトップで表示すると図も表示されるではないか。
撮影用のPCをXPから7に変えるかなと考え費用を調べると15000円程度必要。リモートディスクトップのサーバになれるのはProfessional以上であることで少し高くなる。
思案し、以前から気になっていたフリーのナビゲーションソフトで”Cartes du Ciel”(SkyChart)を導入することを考え早速実施した。バージョンは3.11-svn-3003です。
星もようさんが日本語化されているので(PHP2も日本語化されています、感謝しています。)それも導入。リモートディスクトップ上にすべてが表示され使用できることを確認した。
ASCOM経由でSXP-Star BOOK TENを制御できることも確認できた。操作も簡単で導入したい星をクリックし旋回ボタンを押下することでキュイーンと動き図も移動する。ただ、プロポーショナルに移動できる矢印ボタンがないのが不便そうです。Scychart

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撮影用PC改造

天気が良くならず、観望・撮影ができませんので機材整備を行いました。第一弾は撮影用のPC改造です。
撮影用に中古で昨年4月に購入したdynabook satellite J72を改造することにした。当時Core2Duoで送料込10,800円はとても安く即ポチりました。
cpu-z-1
改造のきっかけはハードディスクが危なくなったことです。(ディスク情報ツール)
diskinfo
まだ大丈夫と思うが、先日メインのPCが立ち上がらなくなり、調べるとハードディスクであることが判明し交換した経緯がある。幸いデータディスクでバックアップも有ったのでハードディスクの購入費だけで実害はなかった。今回はシステムディスク兼データディスクで再インストール用のCDが付属していなかったのでシステムバックアップも兼ねて交換することにする。加えてメモリも増設する。

メモリの増設

メモリも1Gしかなく不足気味だったことからメモリも増設し2G×2にする。Windowsの制約から3GByteしか使用できないが、メモリアクセスについてはシングルからデュアルにバンド幅が倍になり期待できる
写真は左がこれまで使用してきたメモリで右が増設したメモリ

1GByte 4GByte
memory_1g memory

cpu-z-2

ハードディスクの交換

ハードディスクは現在120GからSSDの128Gに交換することにした。撮影専用で現在もこの容量に不足を感じないことから容量は変更せず、高速化と振動衝撃に強そうなSSDに変更する。左がこれまで使用してきたHDDで右が変更するSDDです。
sdd

STEP-1

ハードディスク丸ごとコピーツールを使用してSSDにコピーを行う。ツールはEaseUS Disk Copy Home Edition Freeを使用した。
このコピーツールはCDに焼き、そのCDからPCを起動するスタイルです。よって、CDのポートとコピー対象の2台のディスクポートの合計3個のSATAポートが必要となるため、ノートPCではできなく最近使用していなかったPCを引っ張り出し写真のように接続した。ハードディスクの上に3.5インチのハードディスクがあるのは、おもりとして使用している。以前おもりなしでやった時はエラーが出たことがあるためである。(高速にヘッドが移動するときその反動で本体が動くと正常に移動できないのでは?)
drv_copy
Disk Copyを選択
disk_copy_1
ソースディスク(コピー元)を選択
disk_copy_2
ディスティネーションディスク(コピー先)を選択
disk_copy_3
コピー元とコピー先を間違わないよう選択状態を確認し実行する
disk_copy_4
1時間弱で終了する

STEP-2

ディスク容量が若干多くなった分を使用できるようにパティションサイズを変更する。ツールは、Partition Master Freeを使用した。
作業スナップを取り忘れたので画像なし。

STEP-3

ボリュームのエラーチェック、Windowsのチェックツールで実施
再起動後に実施し、かなり時間がかかった

STEP-4

ディスクのクリーンナップ、Windowsのツールで実施
disk_clean

STEP-5

ボリュームの最適化、Windowsのデフラグツールで実施
deflag

その他

ハードディスクの変更とは関係がないがレジストリーを整理する。ツールは、Wise Registry Cleanerを使用した。
wisecleaner

結果

ディスクの状態は正常(当然か)作業後にキャプチャーをしていなく、改めて取得したので電源投入回数が多くなっている
diskinfo_ssd
ディスクベンチマークの結果、SATAの通信速度が変わったのとSSDの威力でかなり高速になりました。電源オンからログイン画面が出るまでの時間は、従来の32秒から18秒になり、Backyard EOSやStellaNavigatorなどがストレスなく起動するようになった。加えて、FireCaptureで収録するときのフレームレートが安定した。
diskmark

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TK-ALZM2最終版

今年もついに梅雨に入ってしまいました。天気予報を見るとしばらくは天気は見込めません。
ガイドエラーを評価してきたがガイド用微動雲台TK-ALZM2を最終形にした。
オリジナルから、方位方向、仰角方向の微動に対するロック用ネジをイモネジからクランプレバーに変更した。(粗動に対するロックはオリジナルのままイモネジ)
IMG_2592
仰角方向は以前に変更し評価していたが、今回は方位方向を変更した。これまではイモネジからつまみネジにしていたがクランプレバーに変更、締め付けやすくなった。
IMG_2591
どこかで確認しよう。

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