12月のオリオン座

今月、3種類の望遠鏡でオリオン座をベランダから撮影した。
最初に、Blanca115edt+0.6xレデューサでM42を

日時:12月07日22時04分~23時17分
30x120sec+30x3sec
FL:480
F:4.2
EOS KissX4新改造 ISO1600

次に71fl+55fl用0.8xレデューサ(カメラ・レデューサ間を15mm縮める)で馬頭星雲IC434

日時:12月25日20時17分~22時17分
40x180sec
FL:320
F:4.5
EOS KissX4新改造 ISO1600

最後に55fl+55fl用レデューサでM42+IC434

日時:12月29日21時05分~24時52分
60x120sec+60x3sec
FL:200
F:3.6
EOS KissX4新改造 ISO1600

Posted under 55FL,71FL,Blanca-115EDT,散光星雲

Pole Masterゲット

AdvancedVXのオートガイドがなかなかうまく行かず、5周年記念セールで15%OFFが背中を押し、遂にPole Masterをポチってしまった(実は、ステラショットに入れば即買と思っていた価格も同程度)。
IMG_7019
取り付けも特に問題なく取り付き、ソフトをインストールし、物を受け取って30分程度でいつも行く戸田峠へ出発した。問題といえば六角レンチが2本付属していて、一本はアダプターをAdvancedVXに取り付けるときに使用するもので、もう一本はPoleMaster本体をアダプターに固定する時の2本のイモネジ用と思われる。しかし、六角ではなくマイナスのイモネジが付いている
IMG_7011
さすが中華製、まあいいか!!
ソフトのインストールも問題なしである。
現地に到着し、セッティングを終了させた後に、いよいよ極軸合わせである。AdvancedVXのホームポジションは天の北極であることからファインダーを使って北極星に合わせPoleMasterを作動させた。
最初、北極星がどれか戸惑ったが、一番明るい星を北極星とし進むと問題なく極軸合わせが終わった。
AdvancedVXの電源を入れワン・スター・アライメントで設定し、今日の目的のM81/M82に導入したが、導入失敗?やはりツー・スター・アライメントにした方がいいのか、しかし再度ワン・スター・アライメントでM81に近いメラクで合わせM81を導入すると今度は導入できた。今日は月出まで後3時間しかないので次回詳細検討することとして撮影することにした。
オートガイドは、赤経・赤緯共にRMSエラーが0.2以下に収まっている。ウソのようである、これまでは良くても0.5程度であったことを考えると、極軸が合うとここまで良くなることを改めて実感した。前日のRMSエラー値は、風が強かったこともあり1から2と比べ物にならない状態である。
しかし、補正しきい値を超え制御が入ると一寸暴れることがある。AdvancedVXの設定(アンチバックラッシュ・オートガイドレート)を見なおす必要がありそうだ(PHD2でアンチバックラッシュ制御したほうが良いらしい(PHDマニュアル))。
昨日の成果である。
m81_f1
【撮影データ】
主  鏡:BLANCA115EDT+1xフラットナー
ガイド鏡:60mmF4+ASI120MM+PHD Guideing2(2.6.1)
赤道儀 :Advanced VX
極軸合せ:PoleMaster
カメラ :EOS KissX2(フィルターレス)+LPS-P2、iso1600、露出10分X12枚

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1月10日~11日の遠征

3日連続の遠征です。遠征先はすべて戸田峠で40分ほどで行けます。
昨日のM45のゴースト発生を受けフィルターレスのKiss2で撮影を行います。
セッティングをしていると、第1の問題が発生。マウスが動かないことが分かり電池も持ち合わせていなくステラナビゲートを使うのをあきらめることにした。
しかし、焦点を合わせるときにBackyardEOSの画面拡大が操作しずらく、少し焦って何とか合わせる。
第2の問題が発生、PHD2でキャリブレーションを行うが星が動かない。昨日は動いていたのに、またキャリブレーション問題に悩まなければいけないのかと、イライラした。
設定を確認するが昨日と変わるところがない、AdvancedVXの設定も特に問題なさそうと結構時間が立ちイライラも激しくなった時、ふと見るとオートガイドポートにコネクタがしっかり刺さっていないことに気付く。
ちゃんと刺しキャリブレーションを行うがなんか変?PHD2のキャリブレーションをリセットし再度キャリブレーションすると、やっと正常に終了した。
AdvancedVXのハンドセットでM45を導入し試験撮影を行う。その時間にマウスの電池を抜き差しするとマウスを認識し以後問題なく使えるようになった。
第3の問題発生、撮影開始後4時間ほどたった時でした。BackyardEOSがカメラをDisconnectしてしまった?それと同時にピーと警告音らしき音が聞こえる。見るとDC-ACが警告を出し電源断と電源接を繰り返しているではないか。昨日と同様の不具合が発生したのである。DC-ACをしばらく断にして接続しても復旧せず、撤収となった。
温度が下がったことで不具合が発生したのか?しかし氷点下に下がったわけでもなくあまり考えられず、原因が分からず、帰宅して電源を入れてみると正常に立ち上がる。バーティノフマスクが結露していたことから、この付近が原因か?
ますます、電源の見直しが必要です。
第4の問題発生、撮影データを見るとどうもピントが合ってないようです。マウスが動かなく拡大操作がうまくできずイライラしていたことから、ちゃんと合っていなかったようです。
今日は、散々な日でした。しかし、M45にゴーストは発生しないことが確認でき、CMOSセンサーに付着したダスト処理で、静電気のせいで全く取れなく、ダストリダクション処理ができる新改造のKiss4を導入したが、今後フルサイズを導入するときもフィルターレス改造が良いかなと思う。
m45
【撮影データ】
主  鏡:BLANCA115EDT+0.6xレデューサー
ガイド鏡:60mmF4+ASI120MM+PHD Guideing2
赤道儀 :Advanced VX
カメラ :EOS KissX2(フィルターレス)、iso1600、露出5分X20枚

また、PHD2の安定度について、DECの処理で符号が変わる動作をさせると軽いハンチングを起こすのでアンチバックラッシュを40から35に変更、ハンチングを起こさないと思われるが、ちょっと暴れ気味になることがあるのでもう少し小さいほうがいいかもしれない。

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1月9日〜10日遠征

今日は、kissX4のゴースト発生についてフィルターレスのkissX2により消えるか確認する。
m45をkissX4で撮影する、途中でレンズとの接続エラーで何回か止まり360秒x7回で中止する。
m45
ゴーストが発生することが確認された。
kissX2に変更し、馬頭星雲を撮影する。雲が出てきて何回か中断、更にカメラの電源がおかしくなり撮影を中止した。
IC434_a
ゴーストが発生しないことが確認できた。
帰ってから、カメラの電源を確認したところACアダプタの線がむき出しになっておりショートしたよーだ。
バッテリーからAC100に変換しACアダプターを使っているが、DC-DCを使い電源全体をもっとスマートにしよう。

Posted under AdvancedVX,散光星雲
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