初詣

3年連続喪中により神社には行かず、今年は喪が明けたので、4年ぶりに家族4人で初詣に行く。子供二人がおみくじを引き両方共「小吉」私は、御朱印を頂いた。

昨年末から今年にかけ戸田峠で撮影を行ったが、ステラショットでAdvancedVXにAutoguideのキャリブレーションが上手く行かずPHDに戻そうと思ったが、いろんなことを試み解決策を探ることにした。

  • 「ASCOM経由で望遠鏡の微動を使う」では、1ステップが大きく、ステラショットの設定やAdvancedVXの設定を変更したがあまりうまく行かなかった?(前回の記憶、上手く行ったか記録をしなかった)
  • 「直接AdvancedVXで望遠鏡の微動を使う」では、赤経の1ステップ移動量は問題ないが、赤緯の動きが良くない(動かない)
  • 「直接AdvancedVXでガイド端子を使う」では、望遠鏡の微動を使うと同じ結果

また、制御にWindowsタブレットを使っているが、ステラショットが落ちることが多く不安定であった。メモリが2GByteでは厳しいのか?
更に、別の問題が見つかる。
遠征では、Windowsタブレットを使用しているが、今回別目的で持っていったDELLのパソコンでPoleMasterを使用するが、画像取り込みが不安定であった。このパソコンでは以前ASI120MMの接続で同様の現象が見られた。このパソコンに問題があるのか、DELLのこの機種のパソコンに問題があるのか定かではないが少なくともPC側の問題のようだ。USB2で接続するカメラが接続不良を起こす。USB3接続では問題ない。
更に、このパソコンでBluetooth経由でAdvancedVXに接続出来ない問題も発生、Bluetooth機器を認識しペアリングモード出来ているがAdvancedVXに接続出来ない。
問題ばかりの元旦0時頃で今年は落ち込みから始まった。

Posted under AdvancedVX,PoleMaster,ガイドエラー,その他

Pole Masterゲット

AdvancedVXのオートガイドがなかなかうまく行かず、5周年記念セールで15%OFFが背中を押し、遂にPole Masterをポチってしまった(実は、ステラショットに入れば即買と思っていた価格も同程度)。
IMG_7019
取り付けも特に問題なく取り付き、ソフトをインストールし、物を受け取って30分程度でいつも行く戸田峠へ出発した。問題といえば六角レンチが2本付属していて、一本はアダプターをAdvancedVXに取り付けるときに使用するもので、もう一本はPoleMaster本体をアダプターに固定する時の2本のイモネジ用と思われる。しかし、六角ではなくマイナスのイモネジが付いている
IMG_7011
さすが中華製、まあいいか!!
ソフトのインストールも問題なしである。
現地に到着し、セッティングを終了させた後に、いよいよ極軸合わせである。AdvancedVXのホームポジションは天の北極であることからファインダーを使って北極星に合わせPoleMasterを作動させた。
最初、北極星がどれか戸惑ったが、一番明るい星を北極星とし進むと問題なく極軸合わせが終わった。
AdvancedVXの電源を入れワン・スター・アライメントで設定し、今日の目的のM81/M82に導入したが、導入失敗?やはりツー・スター・アライメントにした方がいいのか、しかし再度ワン・スター・アライメントでM81に近いメラクで合わせM81を導入すると今度は導入できた。今日は月出まで後3時間しかないので次回詳細検討することとして撮影することにした。
オートガイドは、赤経・赤緯共にRMSエラーが0.2以下に収まっている。ウソのようである、これまでは良くても0.5程度であったことを考えると、極軸が合うとここまで良くなることを改めて実感した。前日のRMSエラー値は、風が強かったこともあり1から2と比べ物にならない状態である。
しかし、補正しきい値を超え制御が入ると一寸暴れることがある。AdvancedVXの設定(アンチバックラッシュ・オートガイドレート)を見なおす必要がありそうだ(PHD2でアンチバックラッシュ制御したほうが良いらしい(PHDマニュアル))。
昨日の成果である。
m81_f1
【撮影データ】
主  鏡:BLANCA115EDT+1xフラットナー
ガイド鏡:60mmF4+ASI120MM+PHD Guideing2(2.6.1)
赤道儀 :Advanced VX
極軸合せ:PoleMaster
カメラ :EOS KissX2(フィルターレス)+LPS-P2、iso1600、露出10分X12枚

Posted under AdvancedVX,PoleMaster,ガイドエラー,散光星雲

1月10日~11日の遠征

3日連続の遠征です。遠征先はすべて戸田峠で40分ほどで行けます。
昨日のM45のゴースト発生を受けフィルターレスのKiss2で撮影を行います。
セッティングをしていると、第1の問題が発生。マウスが動かないことが分かり電池も持ち合わせていなくステラナビゲートを使うのをあきらめることにした。
しかし、焦点を合わせるときにBackyardEOSの画面拡大が操作しずらく、少し焦って何とか合わせる。
第2の問題が発生、PHD2でキャリブレーションを行うが星が動かない。昨日は動いていたのに、またキャリブレーション問題に悩まなければいけないのかと、イライラした。
設定を確認するが昨日と変わるところがない、AdvancedVXの設定も特に問題なさそうと結構時間が立ちイライラも激しくなった時、ふと見るとオートガイドポートにコネクタがしっかり刺さっていないことに気付く。
ちゃんと刺しキャリブレーションを行うがなんか変?PHD2のキャリブレーションをリセットし再度キャリブレーションすると、やっと正常に終了した。
AdvancedVXのハンドセットでM45を導入し試験撮影を行う。その時間にマウスの電池を抜き差しするとマウスを認識し以後問題なく使えるようになった。
第3の問題発生、撮影開始後4時間ほどたった時でした。BackyardEOSがカメラをDisconnectしてしまった?それと同時にピーと警告音らしき音が聞こえる。見るとDC-ACが警告を出し電源断と電源接を繰り返しているではないか。昨日と同様の不具合が発生したのである。DC-ACをしばらく断にして接続しても復旧せず、撤収となった。
温度が下がったことで不具合が発生したのか?しかし氷点下に下がったわけでもなくあまり考えられず、原因が分からず、帰宅して電源を入れてみると正常に立ち上がる。バーティノフマスクが結露していたことから、この付近が原因か?
ますます、電源の見直しが必要です。
第4の問題発生、撮影データを見るとどうもピントが合ってないようです。マウスが動かなく拡大操作がうまくできずイライラしていたことから、ちゃんと合っていなかったようです。
今日は、散々な日でした。しかし、M45にゴーストは発生しないことが確認でき、CMOSセンサーに付着したダスト処理で、静電気のせいで全く取れなく、ダストリダクション処理ができる新改造のKiss4を導入したが、今後フルサイズを導入するときもフィルターレス改造が良いかなと思う。
m45
【撮影データ】
主  鏡:BLANCA115EDT+0.6xレデューサー
ガイド鏡:60mmF4+ASI120MM+PHD Guideing2
赤道儀 :Advanced VX
カメラ :EOS KissX2(フィルターレス)、iso1600、露出5分X20枚

また、PHD2の安定度について、DECの処理で符号が変わる動作をさせると軽いハンチングを起こすのでアンチバックラッシュを40から35に変更、ハンチングを起こさないと思われるが、ちょっと暴れ気味になることがあるのでもう少し小さいほうがいいかもしれない。

Posted under AdvancedVX,ガイドエラー,散光星雲

2度めの遠征

今回の遠征は、Advanced VXのPHD2によるオートガイドがハンチングする問題の調査が主な目的です。
まずセッテイングです。今回手順を間違えたので整理する。
・三脚を水準器を使って水平を出す
・赤道儀、鏡筒などを載せ配線する
・極軸合わせは極軸望遠鏡がついていないので、望遠鏡で北極星が中心に来るよう調整。水平が出ているので高度は、ほぼ合っている。
・赤道儀の電源を投入する
・Windowsタブレットでステラナビゲータを立ち上げ赤道儀と接続し、北極星で同期をかける
・赤道儀の時刻などを合わせ、ツースターアライメントに入る
・最初に出てくる恒星でGOTOし、まだ恒星の位置を知らないのでステラナビゲータを見ながら合わせる
・結構近い場所に移動しておりファインダーを見ながら合わせ、オートガイド用の鏡筒のカメラを使用し詳細に合わせる
・ツースターが終わり、追加で今回のターゲットに近い恒星(今回はリゲル)を合わせる
・アライメント終了させると、少し時間をかけて計算し終わる
・最後にリゲルにステラナビゲータを同期かけ直す(不要かも)
・BackyardEOSを立ち上げ、鏡筒にバーティノフマスクを取り付け、リゲルでフォーカス調整
・ステラナビゲータでターゲット(今回はバラ星雲)を指定し導入する
・BackyardEOSに映し出される映像を元に構図を調整(かなり正確に導入されているのでカメラを回転するだけ)
・PHD2を立ち上げカメラ・マウントに接続
・キャリブレーションを行う。前回と違うとウォーニングが出るがそれを採用
・BackyardEOSで露出時間を露出オーバーにならない程度に試行錯誤(今回は300秒)
撮影はBackyardEOSに任せ、PHD2の画面に集中し監視していると早速ハンチングが発生、きっかけはDECの制御が+から-へ変化した時である。逆に-から+に変化した時にも発生する。
ハンチングが発生した後、DEC積極性を1にしてもまだハンチングが止まらない。僅かしか制御をかけていないのに大きく移動するのはなぜ?で気が付きアンチバックラッシュが大きすぎるのではと思い60から50に変更、かなり良くなるが制御の符号が変化した時にまだ暴れるので更に50から40へ変更する。ハンチングは全く発生しなくなるが、暴れが大きいのでもう少し観察する必要がある。
今回の結果、レデューサーのバックフォーカスを長く撮ったが、コマ収差がひどくなった。次回は短くしてみよう。
ngc2237
【撮影データ】
主  鏡:BLANCA115EDT+0.6xレデューサー
ガイド鏡:60mmF4+ASI120MM+PHD Guideing2
赤道儀 :Advanced VX
カメラ :EOS KissX4(新改造)、iso1600、露出5分X24枚
画像処理:ダーク・フラット補正、SI7による自動コンポジット&レベル補正他
撮影場所:戸田峠

Posted under AdvancedVX,ガイドエラー,散光星雲

初めての遠征

ベランダ撮影から飛び出し、望遠鏡を担いでの遠征は初めてである。
そのため、昨年機材を揃えていました。
新しく、赤道儀を新調セレストロンのAdvanced VXである。1万円キャッシュバックキャンペーンに背中を押された形になった。
少し変な現象も発生し、交換で正常になった。
IMG_6774
ベランダで、試験撮影をしていたが、オートガイドが、なかなか上手く動いてくれない。
キャリブレーションを失敗するのである。
パラメータをいじりながら格闘し、成果があったパラメータがアンチバックラッシュ設定値である。単位が良くわからないが60を設定することでキャリブレーションをするようになった。
次に、小さく持ち運びに便利なパソコンの購入を計画。いろいろ検討をしたが、Windowsタブレットにした。ステライメージで望遠鏡コントロールするにはマウスが必須である。
IMG_6789
CPU:Atom Z3735F 1.33GHz(1.83GHz)
RAM:2GByte
ストレージ:32GByte eMMC
その他、GPS,加速度センサーが付いているので現地の緯度経度がわかる。
RAMが少ないのが気になるが、Windowsタブレットはほとんどがこのサイズである。
インストールしたソフトは、ステラナビゲーター9・BackyardEOS3・PHD Guiding2・FireCapture・GPS動作テスター(緯度経度表示用)などである。
内蔵ストレージが半分以上消費し、残りが12GByteであるため、撮影したファイルの保存用に外部ストレージに64GByteのmicroSDを挿入した。
読み出し速度は、内蔵ストレージが150MByte/secであるにもかかわらず、90GByte/secとあったmicroSDが、21GByte/secしか出なかった。


2016-01-02-c 2016-01-02-d

動画を撮らなければ大丈夫でしょう。
心配したRAM容量であるが、ステラナビゲーター9・BackyardEOS3とPHD Guiding2を同時に立ち上げたが問題なく作動している。

準備が整ったので、初の遠征にでかけた。
極軸望遠鏡がないので、望遠鏡で北極星に合わせ後はツースターアライメント+追加を今回のターゲットに近いリゲルを選んだ。
馬頭星雲の本日の結果は以下である。ベランダとは大違いである。フラット補正もなんとか出来たがゴーストをどうしよう(次回フィルター無し改造カメラで撮ってみよう)。
ic434d2
【撮影データ】
主  鏡:BLANCA115EDT+0.6xレデューサー
ガイド鏡:60mmF4+ASI120MM+PHD Guideing2
赤道儀 :Advanced VX
カメラ :EOS KissX4(新改造)、iso1600、露出6分X10枚
画像処理:ダーク・フラット補正、SI7による自動コンポジット&レベル補正他
撮影場所:戸田峠

撮影中は、車の助手席に座り前にタブレットを立てかけて監視していたが、PHD2の画面で赤緯がハンチングを起こしている。パラメータをイジルが復旧せず、一度止めて再度ガイドすると正常に戻ることがある。
最終的な設定はいかである。
2016-01-02 (2)
この設定でだいぶ落ち着いたが、まれにハンチングを起こす。この赤道儀はかなりじゃじゃ馬である。
車から出ると風が吹いている。ハンチングの原因は風?
次回はアンチバックラッシュの設定と赤道儀のバランスを崩し常にギアにトルクをかけるなどを変化させながら手懐けていこうと思う。

Posted under AdvancedVX,ガイドエラー,散光星雲
1 2 3 4

気ままに写真館