安価なADC(可変式大気色分散補正ウエッジプリズム)発売

Electric Sheep(ZWO)から発売された。今日まではキャンペーン価格で12,700円、正規価格でも16,500円と安い。
以前海外サイトで見つけたものが£329、私が作った材料費が5万円である。
取り付けは、T2で可変範囲が2度と同じ仕様である。
原理は同じと思われ、2本のレバーでウェッジプリズムを回転し鉛直方向の角度を0-2度に可変するものと思う。
加えて、写真を見るとプリズム全体が回転?しそうである。
上からZWO、Pierro Astro、自作である。
zwoadc01
Pierro Astro ADC
大気色分散補正用リング
コーティングの波長特性が気になりますが、もう少し早く出ればこれにしていたな・・・

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ASI185MC-Cool購入(その2)

問題2:カメラを接続すると他のUSB機器が一旦接続が解除される
セルフ電源型のUSBハブを購入し確認すると他のUSB機器が解除されないことがわかった。消費電流も70mAと問題なさそうに思う。別の理由で解除されるハブとされないハブがあるのか?
IMG_6783
セルフ電源型のUSBハブを探しているときいUSB機器の電流と電圧が図れる機器があったのでこれも購入した。
ついでに、IOデータのBDドライブをつなげてみた。つなげた時は100~30mAであったがデータを読み込み最大値を見ると990mAも流れていた。平均的には350mAであるが、規格を超えている。
IMG_6786(PAは最大電流表示)

追加の問題が発生
問題5:スリープ状態から復帰すると画面がモザイク模様の表示になる
IMG_6778
とりあえずスリープしない設定にする。

晴れ間があったので木星を撮ってみた。雲が出てきたこともあり、高度の低い時間帯の撮影となった。光学系を換えたことでF値は38となるが、50FPSで撮ってもGainは380で取れる。感度がいい!!
カラーカメラで撮ると、高度が低いと大気食分散による色ずれがよく見える。大気食分散補正器を使えば良かった。
2015-12-19-1729_2-RGB_g4_ap24
μ-210+2xビッグバロー 合成FL=8000 F=38(FireCapture指示値)
2分×50fps(17:30~17:32UTC)
カメラ:ASI185MC-Cool(12bit)Gain=380
フィルター:Baader Lフィルター
Sx Filter wheel(StarlightXpress)
FireCapture:V2.5
AutoStakkert!2:V2.3.0.21
RegiStax6:V6.1.0.8

当初の目的であった、感度とフレーム数が多く取れるカメラの導入は、やっと果たしたが今回はあまりいい成果にはならなかった。これから木星が近づき、高度が高い時にどの程度成果がでるか楽しみである。

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ASI185MC-Cool購入

木星・土星を撮影するにあたり、感度とフレーム数が多く取れるUSB3のカメラで撮影したくなり、検討しASI224MCを候補にあげていた。
Webを見ると冷却機能が付いたカメラが発売されるとのこと、特に木星・土星撮影には冷却機能が必要な訳はないのであるが、ASI185MC-Coolをポチった。
ASI224MCに比較すると感度・ノイズについて僅かに悪いが、冷却機能があることから、今後の惑星以外を視野にCMOSの大きなASI185MCを選んだ。

となると、撮影用に使っているパソコンは中古で1万円以下で購入したノートPCでUSB2しか付いていないのでパソコンも新調しないといけない。
悩んだ末、DELLのInspiron 15 7000シリーズにした。LCDが15.6インチFULL-HD、CPUが6世代Core I7-6700HQでそこそこ安かったためだ。最後までドスブイパラダイスのPCと迷った。

しかし、この選択が購入後問題を起こした。
問題1:ASI120MMが認識をするが正常に作動しない
画像が、時々表示されるが、殆ど表示が更新されない。カメラが出していないのか、PCが受け取っていないのかよくわからない。なんとなくUSBマウスを動かすと更新したり、USBメモリーをアクセスすると更新したりする。
カメラの購入先に問い合わせるもZWOからそのような例は無く再現できないとある。ASI185MC-Coolが作動するか心配になる。
DELLに問い合わせても問題解決とならない。その後ASI185MC-Coolでは問題なく作動した冷却機能はこれから確認予定。
問題2:カメラを接続すると他のUSB機器が一旦接続が解除される
このパソコンのUSBコネクタは3個付いており左側面に2個、右側面に1個付いているが、右側の1個はどこにも干渉しないし、されない。
しかし、左の2個は干渉することがある。USBメモリーを刺しておいて、ASI120MMを接続すると、USBメモリーが一旦解除しすぐに接続される。しかし、DMK21AU618ではUSBメモリーが接続解除されることがない。
原因は、バスパワーが弱そうである。ASI185MCでは発生したりしなかったい、BDドライブは発生する。加えて、USB3ハブを間にかませても発生することからもそうであると思う。外付け電源が接続できるUSBハブが有れば確信できるが持っていない。右側のコネクタにUSBハブを接続して試験をすると、いくらか良いが発生する。
問題3:チップセットドライバがインストール出来ない
ASI120MMが正常に動くWindows10PCのデバイスを見るとUSB2用のチップセットドライバーがインストールされているので、よく考えずにDELLからダウンロードしインストールするが不明のエラーでインストールできなかった。
結果的にはそのチップセットドライバーは同じバージョンのものがすでにインストールされていたのでインストールする必要はなかったが、不明のエラーでインストールできない原因はDELLも未だにわからない
問題4:ASCOMPlatformがインストール出来ない
ASCOMPlatform6.1SP1をインストールするとエラーでインストールできなかった。ネットで調べるとWindows10でインストール出来ない人がいるようで、解決策は見つからなかった。
ASCOMはメインテナンスされているのだろうか、Windows10をサポートしていないのかASCOMのWebを覗くと6.2にアップされていたので期待してインストールするも同じ症状であった。
しかし、エラーを見ると.NET Framework3.5をインストールするところでエラーが発生していたので、Microsoftからダウンロードしインストールした後にASCOMPlatformをインストールすると正常に完了した。
.NET Framework3.5は、https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=21からダウンロードできる。公開日を見ると2007年である古い!!!

まだ、完全に移行できていないが当初の目的に近づきつつある

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