望遠鏡

昨日から天気が悪いので使用機材の紹介をします

(1) ビクセン R130Sf + ポルタⅡ
星が観たくなり、初めて手にした望遠鏡。昨年の正月にヨドバシカメラに走り購入。
最初に月をみる、クレータが大きく見える。次に倍率を上げて木星を見るが、視野に入ってこないアイピースを替えながらなんとか視野に入れるがすぐに視野から外れる。経緯台を2本の手で調整しながら、息を止めて観測していました。
写真を取るに至っては経緯台を調整し地球の自転と闘いながら、カメラをコントロールする。3ヶ月ほど苦労しながら写真を撮っていました。この鏡筒は筒が薄く接眼部が やわ なので、カメラの重さでひずみが目に見えてわかりました。この鏡筒では強拡大は適しいないと悟り惑星の写真を撮ることを諦めた。IMG_2552

月です。IXY50Sで撮影
IMG_0851s

(2) タカハシ μ-210 + ビクセン SXP赤道儀
惑星の写真を撮りたく購入したこの鏡筒と赤道儀は天国と地獄ほどの差、土星を選択しピ!で導入出来、その後地球の自転との戦いは赤道儀が行ってくれる、ラクチンですね。
IMG_2568

2枚をモザイク合成した月です。最初はシャープな月が撮れなくかなり悩みました。ある日カメラのミラーを止めることに気が付きやっと撮れました。(このミラーロックにより、その後長時間露光で熱かぶり的な現象に悩まされることになる)
m0921s

土星です。先輩方の撮り方を参考にまずカメラDFK21-AU618ASを購入した。カッシーニの隙間が全周にわたって撮れなく、今の能力ではこれが精一杯です。後にモノクロカメラDMK21-AU618ASを購入しL・RGB撮影に挑戦しようと試みたが、我が家のベランダから見えなくなってしまい中断。
02s

(3) 笠井 BLANCA-115EDT
赤い星雲が撮りたくなりμ-210で挑戦するが、モザイク合成が面倒なのとガイドエラーに苦労し、焦点距離が短い初めての屈折を購入した。鏡筒自身は問題なく満足していますが、笠井のフラットナー、0.8xレデューサはコマ収差が多く満足できなく悩んでいます。
土星を撮るために購入したDMK21-AU618ASをガイド用カメラに使用しオートガイドに挑戦するが、流れてしまい5・6分が限界で写真を撮っていました。最近本格的に原因を追求し前回書いたとおりずいぶん良くなりましたが、まだ遠征して観測したことがなくベランダからの観測では光害でフィルターを入れても10分が限界です。
IMG_2559

M42です。フラットナー使用f=800F=7,KissX4ISO1600,10x300s
m42s

バラ星雲です。0.8xレデューサf=640F=5.6,KissX4ISO1600,10x240s
ngc2237s

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μ-210ガイドエラー

ここ数日、天気がいいのですが、星見をせずガイドエラーのデータ取りを行っています

一昨日、BLANCAで良かったTK-ALMZ2微動雲台を使用した状態でガイドエラーが大きかったので、昨日は微動雲台をとってガイド状況を確認した。

IMG_2549

データを解析すると以下のようにガイドエラーが少なくなりました。なぜ微動雲台を付けた時のエラーが大きいのかな、締め付け具合にバラツキがあるのかも?もう一度データをとるか!

μ-210error

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ガイドエラーこれまで

星雲・銀河の写真を取りはじめ、オートガイドに挑戦しましたが、ガイドエラーに悩まされ試行錯誤を繰り返しました。

これまでにやったこと

(1) アリミゾ・アリガタを44mmから80mmに変更
コスモ工房さんに製作していただいた。効果は未確認ですが、いい感じ

IMG_2540

(2) カメラの質量でドローチューブが歪まないように固定する

camera

 

データをとって原因を探ろうと以下の5種類のマウント方法でガイドエラー状況を観察した。

(1) ガイド鏡ダブルロックアリミゾ固定

微動マウントがないので使いづらいが基本データとして取る

IMG_2539

(2) ガイド鏡ダブルロックアリミゾ+低重心ガイドマウント

以前この状態でガイドエラーが大きくかったので、ガイドマウントの摺動部に入っている樹脂性のワッシャーを外し増し締めする。摺動部に対するロック機構がないためこれ以上見込めない

IMG_2548

(3) ガイド鏡シングルロックアリミゾ固定

低重心ガイドマウントの代わりの微動マウントの取り付けの関係でこのアリミゾを使う必要があり基礎データをとる

IMG_2534

(4) ガイド鏡シングルロックアリミゾ+TK-ALZM2

テレスコ工作工房さんで製作された微動雲台を使ってみる。かなり凝った作りになっていて、各軸粗動と微動ができロックも出来る構造になっているので期待できる

IMG_2544

(5) ガイド鏡シングルロックアリミゾ+TK-ALZM2増し締め

期待した性能が出ないので高度軸のロックを強固にする

高度軸のロックは黒い高度可変金具と赤い固定金具を間に樹脂製のワッシャーを挟んでつまみネジで締める構造を、金属製のワッシャーを挟んで六角穴ボルトで締める

IMG_2531

 

試験方法は、BackyardEOSを使用しシャッタースピード120秒を30枚連続で取得しガイドエラー方向の最大方向に対しグラフにまとめる
望遠鏡:BLANCA-115EDT D=115 f=800
カメラ:EOSkissX4
ガイド鏡:GS-60S D=60 f=420
ガイド用カメラ:DMK21-AU618.AS

graph

方式 毎時エラー角[秒/H]
ガイド鏡ダブルロックアリミゾ固定 15.12
ガイド鏡ダブルロックアリミゾ+低重心ガイドマウント 70.92
ガイド鏡シングルロックアリミゾ固定 18.36
ガイド鏡シングルロックアリミゾ+TK-ALZM2 38.52
ガイド鏡シングルロックアリミゾ+TK-ALZM2増し締め 19.44

ガイド鏡シングルロックアリミゾ+TK-ALZM2増し締めで30分でガイドエラーが10秒以下(この望遠鏡とカメラで約10μm)に収まることができた。

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はじめまして

宇宙の起源・生命の起源などに興味をもち、なんとなく星を見ていましたが、去年(2013年)の正月に突然望遠鏡で星を見たくなり購入したのが始まりです。

過去のことの思い出と日々の星見活動を記録していきます。

 

 

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気ままに写真館