電源システム見直し

古い、DC-AC変換器に問題があるので、AC100Vに変換するのではなくDC-DC変換器を使用を考える。
使用する電源を整理すると以下の3種類を使用している。
・AdvancedVXが12V
・EOS Kissが7.4V
・USBハブが5V
・曇り止めヒータが12V
・ガイド鏡用曇り止めヒータがUSB TYPE-A
そこでバッテリーに分岐箱を付けシガーソケット2個取り付ける。シガーソケットを探しているときにディジタル電圧・電流計が有った(¥1,090)のでそれも付けた。
シガーソケット2個の使い道はAdvancedVXと信号電源分岐箱である。
AdvancedVXは付属のケーブルを使用し、信号電源分岐箱はカールコードで配線し望遠鏡と一緒に稼働するところに設置する。
信号電源分岐箱には以下の機能がある。
・USBハブとUSBハブ用DC-DC変換器(12V→5V)
・EOS Kiss用DC-DC変換器(12V→7.4V)
・オートガイド用のST4中継コネクタ(作動モニターを付けたいが、まだ未配線)
・曇り止めヒータ用電源(シガーソケット2個)内一個にUSBシガーチャージャーを使用する
IMG_6819
信号電源分岐箱には、カメラやヒータなどを付け非可動部との配線は12V、オートガイドとPCに接続するUSBケーブル3本になりスッキリした。
使用したDC-DCは電圧可変できるタイプである。低温下で長時間使えるか不明?
817oBLdteeL._SL1500_
シガーチャージャーはこれである。ちなみに、iPADをこれのAppleで充電するのとAndroidで充電するのでは充電電流が違う。Appleが1.4AでAndroidが0.9A程度であった。
512ybOTnb3L._SL1000_
12Vはカールコードにしオートガイドケーブルはカールコードの6芯ケーブルが見つからず断念する。(実は、12VのケーブルはカールコードのACケーブルを使う予定であったが太過ぎて使用できず、6芯ケーブルを12Vに使用している。この6芯ケーブルはオートガイド用に選定したがRJ12コネクタに圧着できなかったため流用している)

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1月10日~11日の遠征

3日連続の遠征です。遠征先はすべて戸田峠で40分ほどで行けます。
昨日のM45のゴースト発生を受けフィルターレスのKiss2で撮影を行います。
セッティングをしていると、第1の問題が発生。マウスが動かないことが分かり電池も持ち合わせていなくステラナビゲートを使うのをあきらめることにした。
しかし、焦点を合わせるときにBackyardEOSの画面拡大が操作しずらく、少し焦って何とか合わせる。
第2の問題が発生、PHD2でキャリブレーションを行うが星が動かない。昨日は動いていたのに、またキャリブレーション問題に悩まなければいけないのかと、イライラした。
設定を確認するが昨日と変わるところがない、AdvancedVXの設定も特に問題なさそうと結構時間が立ちイライラも激しくなった時、ふと見るとオートガイドポートにコネクタがしっかり刺さっていないことに気付く。
ちゃんと刺しキャリブレーションを行うがなんか変?PHD2のキャリブレーションをリセットし再度キャリブレーションすると、やっと正常に終了した。
AdvancedVXのハンドセットでM45を導入し試験撮影を行う。その時間にマウスの電池を抜き差しするとマウスを認識し以後問題なく使えるようになった。
第3の問題発生、撮影開始後4時間ほどたった時でした。BackyardEOSがカメラをDisconnectしてしまった?それと同時にピーと警告音らしき音が聞こえる。見るとDC-ACが警告を出し電源断と電源接を繰り返しているではないか。昨日と同様の不具合が発生したのである。DC-ACをしばらく断にして接続しても復旧せず、撤収となった。
温度が下がったことで不具合が発生したのか?しかし氷点下に下がったわけでもなくあまり考えられず、原因が分からず、帰宅して電源を入れてみると正常に立ち上がる。バーティノフマスクが結露していたことから、この付近が原因か?
ますます、電源の見直しが必要です。
第4の問題発生、撮影データを見るとどうもピントが合ってないようです。マウスが動かなく拡大操作がうまくできずイライラしていたことから、ちゃんと合っていなかったようです。
今日は、散々な日でした。しかし、M45にゴーストは発生しないことが確認でき、CMOSセンサーに付着したダスト処理で、静電気のせいで全く取れなく、ダストリダクション処理ができる新改造のKiss4を導入したが、今後フルサイズを導入するときもフィルターレス改造が良いかなと思う。
m45
【撮影データ】
主  鏡:BLANCA115EDT+0.6xレデューサー
ガイド鏡:60mmF4+ASI120MM+PHD Guideing2
赤道儀 :Advanced VX
カメラ :EOS KissX2(フィルターレス)、iso1600、露出5分X20枚

また、PHD2の安定度について、DECの処理で符号が変わる動作をさせると軽いハンチングを起こすのでアンチバックラッシュを40から35に変更、ハンチングを起こさないと思われるが、ちょっと暴れ気味になることがあるのでもう少し小さいほうがいいかもしれない。

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1月9日〜10日遠征

今日は、kissX4のゴースト発生についてフィルターレスのkissX2により消えるか確認する。
m45をkissX4で撮影する、途中でレンズとの接続エラーで何回か止まり360秒x7回で中止する。
m45
ゴーストが発生することが確認された。
kissX2に変更し、馬頭星雲を撮影する。雲が出てきて何回か中断、更にカメラの電源がおかしくなり撮影を中止した。
IC434_a
ゴーストが発生しないことが確認できた。
帰ってから、カメラの電源を確認したところACアダプタの線がむき出しになっておりショートしたよーだ。
バッテリーからAC100に変換しACアダプターを使っているが、DC-DCを使い電源全体をもっとスマートにしよう。

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1月8-9日の遠征

今日は、マラソン大会に向け10kmのジョギングをやった後なので出発が遅くなり、体も疲れ気味である。
今日の目的は、レデューサーのバックフォーカスを短くしコマ収差の状況を確認することである。
薄型カメラアダプターにより1.5㎜で確認する。
結果、かなり良くなった。
ngc2237_a
【撮影データ】
主  鏡:BLANCA115EDT+0.6xレデューサー
ガイド鏡:60mmF4+ASI120MM+PHD Guideing2
赤道儀 :Advanced VX
カメラ :EOS KissX4(新改造)、iso1600、露出6分X10枚
画像処理:ダーク・フラット補正、SI7による自動コンポジット&レベル補正他
撮影場所:戸田峠
なお、前回赤道儀のアンチバックラッシュの設定を変更したのでキャリブレーションに問題ないか確認すると、特に問題なくキャリブレーションもできた。

ついでに、今年の干支を撮影。顔が斜めになってしまった。
ngc2174_a
【撮影データ】
主  鏡:BLANCA115EDT+0.6xレデューサー
ガイド鏡:60mmF4+ASI120MM+PHD Guideing2
赤道儀 :Advanced VX
カメラ :EOS KissX4(新改造)、iso1600、露出6分X10枚
画像処理:ダーク・フラット補正、SI7による自動コンポジット&レベル補正他
撮影場所:戸田峠

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2度めの遠征

今回の遠征は、Advanced VXのPHD2によるオートガイドがハンチングする問題の調査が主な目的です。
まずセッテイングです。今回手順を間違えたので整理する。
・三脚を水準器を使って水平を出す
・赤道儀、鏡筒などを載せ配線する
・極軸合わせは極軸望遠鏡がついていないので、望遠鏡で北極星が中心に来るよう調整。水平が出ているので高度は、ほぼ合っている。
・赤道儀の電源を投入する
・Windowsタブレットでステラナビゲータを立ち上げ赤道儀と接続し、北極星で同期をかける
・赤道儀の時刻などを合わせ、ツースターアライメントに入る
・最初に出てくる恒星でGOTOし、まだ恒星の位置を知らないのでステラナビゲータを見ながら合わせる
・結構近い場所に移動しておりファインダーを見ながら合わせ、オートガイド用の鏡筒のカメラを使用し詳細に合わせる
・ツースターが終わり、追加で今回のターゲットに近い恒星(今回はリゲル)を合わせる
・アライメント終了させると、少し時間をかけて計算し終わる
・最後にリゲルにステラナビゲータを同期かけ直す(不要かも)
・BackyardEOSを立ち上げ、鏡筒にバーティノフマスクを取り付け、リゲルでフォーカス調整
・ステラナビゲータでターゲット(今回はバラ星雲)を指定し導入する
・BackyardEOSに映し出される映像を元に構図を調整(かなり正確に導入されているのでカメラを回転するだけ)
・PHD2を立ち上げカメラ・マウントに接続
・キャリブレーションを行う。前回と違うとウォーニングが出るがそれを採用
・BackyardEOSで露出時間を露出オーバーにならない程度に試行錯誤(今回は300秒)
撮影はBackyardEOSに任せ、PHD2の画面に集中し監視していると早速ハンチングが発生、きっかけはDECの制御が+から-へ変化した時である。逆に-から+に変化した時にも発生する。
ハンチングが発生した後、DEC積極性を1にしてもまだハンチングが止まらない。僅かしか制御をかけていないのに大きく移動するのはなぜ?で気が付きアンチバックラッシュが大きすぎるのではと思い60から50に変更、かなり良くなるが制御の符号が変化した時にまだ暴れるので更に50から40へ変更する。ハンチングは全く発生しなくなるが、暴れが大きいのでもう少し観察する必要がある。
今回の結果、レデューサーのバックフォーカスを長く撮ったが、コマ収差がひどくなった。次回は短くしてみよう。
ngc2237
【撮影データ】
主  鏡:BLANCA115EDT+0.6xレデューサー
ガイド鏡:60mmF4+ASI120MM+PHD Guideing2
赤道儀 :Advanced VX
カメラ :EOS KissX4(新改造)、iso1600、露出5分X24枚
画像処理:ダーク・フラット補正、SI7による自動コンポジット&レベル補正他
撮影場所:戸田峠

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