惑星撮影にテレビューの2.5xパワーメイトを使用しているがもう少し拡大したいと思い検討していたところ、撮影された大きさが計算値に比べ小さいことに気付き調査してみた。
以下のようにパワーメイトから撮像面までの距離により倍率が変わることが分かった。(株式会社ジズコより)
現在の構成は、以下の通りで100㎜以上は距離がある。
【μ-210】-【2.5xパワーメイト】-【フリップミラー】-【フィルターホイール】-【ASI120MM】
変更前の木星(2014/10/29)
そこで、構成を以下のように変更した。
【μ-210】-【フリップミラー】-【フィルターホイール】-【2.5xパワーメイト】-【ASI120MM】
変更後の木星(2014/11/15)
この画像から読み取りまとめると以下のようになり、メーカーのデータの通りパワーメイトの入れる場所により大きく変わることが分かった。
10月29日 | 11月15日 | |
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視直径[秒] | 36.0 | 37.9 |
撮影直径[ピクセル] | 231 | 324 |
焦点距離[mm] | 4963 | 6612 |
バロー倍率 | 2.1 | 2.7 |
2.5倍以上となったのは、グラフのあたり面とは接眼スリーブの先端であり、接眼スリーブより短いT2アダプターに変更しているため距離がマイナスとなったためと思う。