5月1日の土星

今年はじめての土星である。
これまでに2回撮影準備をしたが、天候不順で中止していた。
今日はシーイングも良く透明度も良さそうに見えた。撮影中の動画像もほとんどブレることがなく綺麗で特にRED画像はカッシーニの隙間が全周に渡って見えた。しかし、処理をしても良くならなかった薄雲が合ったのかな?
去年に対し、バローレンズをパワーメイトx2.5(撮像面から離れていたため実質2倍)をビッグバローx2に変更。ビッグバローは撮像面から離れることで倍率が上がり4倍になったようである。このため光量が足りなく露出を60msにしても40%程度にしかならなかった。加えて、大気分散補正を追加した。
次回はパワーメイトx2.5を撮像面の近くに入れて(実質3倍)Fを小さくしよう。
2015-05-01-1514_3-R-LRGB
μ-210+2xビッグバロー 合成FL=9600(FireCapture) F=45.7
RGB:それぞれ2分×16fps(15:08~15:14UTC)
L:2分×25fps(15:14~15:16UTC)
カメラ:ASI120MM(12bit)
フィルター:Baader
Sx Filter wheel(StarlightXpress)
FireCapture:V2.3
AutoStakkert!2:V2.3.0.21
RegiStax6:V6.1.0.8
WinJUPOS:V10.1.10
Gimp2:V2.8.14

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Star Adventurer(スカイメモS)極軸合わせ(その2)

アングルファイダーのアダプターがしばたさんの所から出来てきた。ネジの嵌合度合い、面取りによる引っ掛かりがない素晴らしい物を作っていただいた。
IMG_5677
これで極軸合わせを行うときの姿勢が楽になった。しかし、カメラ(微動台座)をStar Adventurerに付けると明視野照明を取り付けることができない問題が発生した。カメラを外して極軸合わせを行いカメラを取り付けたがずれてしまう(ずれることは問題だ原因を調べねば)。撮影中も極軸望遠鏡が覗けることから証明を考えねば...
IMG_5682
本日は、晴れていたが、満月に近いのでアルクトゥルスを撮って極軸合わせ評価を行う。
IMG_5661
評価の方法は1分毎に1時間撮影してアルクトゥルスの移動量からズレ量を算出するである。結果は以下のとおりあまり良くありませんでした。平均ズレ量は1分間に8秒である。
カメラはEOS kissX4レンズはEFS55-250の55mmで実施。
極軸合わせ評価
撮影後機材を確認すると微動雲台の締め付けが甘かったことが分かり、原因の一つがこれと思われる(カメラを取り付けた時のズレの原因もこれか?)。また、10分毎に山谷あるように見えるのはピリオデックエラーか?

日付目盛環の月の長さに対する目盛を確認した。2月と4月と5月である。
IMG_5689
IMG_5692
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それぞれの月全体の長さが違うことから、月の長さは考慮されていそうだ。2月は目盛が14等分、4月は15等分は良いが5月も15等分になっている、15.5等分にしてほしい。
2015/10/31追記
アングルファインダーのアダプターを作成してもらった時の図面です。
構想図
リング1

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