μ-210 ガイドエラー その7

昨日は晴れていたので、再度データを取得した。条件を振ると言うより再現性をみる(手詰まり状態)。
唯一変えたのは、前回、μ-210のアリミゾ・アリガタの締め付けが緩かったので、締め付けを強くした。
u-210-error7
u-210-g-error-d7
結果は、散々な状態でした。グラフから言えることは、赤経方向のガイドエラーがシングルアリミゾ程度になったことであり、μ-210の締め付けを強くしたことなのか?
もう一度、BLANCAで再現性を確認してみよう。

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μ-210 ガイドエラー その6

ガイド鏡のバランスを取り、シングルアリミゾ+TK-ALZM2の組み合わせでデータを取得した。5月8日(再々)と5月9日(再3)の両日で実施するが、8日は途中で雲が出てきて中止のため時間が短くなっている。
u-210-error6
u-210-g-error-d6
結果は期待はずれの状態である。もともとガイド鏡のバランスだけではと思ってはいたもののがっかりした。
ガイドエラー方向についてはガイド鏡のバランスにより方向が変化しているのだろうか、赤緯方向だけであれば考えられるが、赤経方向は別の要因がありそうだ。

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μ-210 ガイドエラー その5

ガイド鏡単体でバランスを取りセッテイングし、ガイドエラーを取得した。
非常に良い結果が出た。前回のダブルロックアリミゾのデータを付加したグラフを保存しなかったので重ね書きできていないが同等のエラーに収まった。途中データが抜けている部分は雲がかかってノーガイド状態でエラーが大きく出たため削除している
u-210-error5
u-210-g-error-d5
ガイド鏡のバランスをとったから良くなったと思いたいが・・・
今度はTK-ALZM2を付けガイド鏡のバランスをとって確認しよう。
時間があればガイド鏡のバランスを崩してデータをとってみようかな

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μ-210ガイドエラーその4

μ-210でダブルロックアリミゾによるガイドエラーデータを取得した。絶対値で半分、エラー方位を見ると赤経方向がなくなったように見える。
μ-210error再2
u-210-g-error-d2
締め付けネジ部に潤滑剤を塗ったことによる締付けトルクが上がったのか?これまでのバラツキは締め付け方によるのか?
ガイドエラーについて整理すると

  • 観測用望遠鏡とガイド用望遠鏡が相対的にずれる。
  • 全体が同時にずれる場合は問題なく、オートガイド性能の範疇になる(PHDを使っているがエラーが積算されていかない)
  • 観測用望遠鏡或いはガイド用望遠鏡が独自に平行にずれても問題ない

今回赤緯方向にエラーが残ったのは各望遠鏡が取付面上で相対的に回転していることになる。
各望遠鏡でバランスを取ることが大事なのではないだろうか、これまでは赤道儀のために全体でバランスを取っていた。各望遠鏡でバランスが取れていれば、ずれても平行に移動するだけではないだろうか(?)。

今回の結論
オートガイドのため各望遠鏡でバランスを取り、更に赤道儀のために全体でバランスを取ればいい

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μ-210ガイドエラーその3

ガイドエラー方向が条件によって変化していると気が付き、ガイドエラー方向に注目した。
カメラを都度アバウトに設置していたので、基準をどうするか?ステラナビゲータの画像マッピング機能により回転角を求めました。
やはり、以下の図のように見事に分かれています。中心の(0,0)点が観測開始(エラー無し)点で各条件毎に約1時間ガイドエラー方向とエラー角をグラフにしたものです。
u-210-g-error-d
BRANCAも同様にグラフにしてみました。TK-ALZM2のエラーがなくなったと思っていたが、逆方向に2倍エラー角が出たので絶対値が変わらなかったのか!
115edt-g-error-d
この結果をどう考えればよいのやら、いろいろ対策をして良くなったと喜んでいたが振り出しに戻っと様な気分です。
μ-210とBLANCA共にシングルロックアリミゾの場合のエラー方向が同じで(偶然?)TK-ALZM2微動雲台を使用した場合に変化があることが分かる。ダブルロックアリミゾは写っている場所の特定が出来ずグラフ化出来なかったので再度データを取ろう。
TK-ALZM2の動きは皆目検討も出来ず、望遠鏡・ガイド鏡の重力方向の変化と合わせて解析するかな?…でもどの条件も、ほぼ同時刻(30分以上は重なる)重力条件も同じだと思うが、原因は、対策は・・・

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