前回、ASI120MMのダークノイズが大きいことから現在使用しているカメラのダークノイズの比較をしながら紹介します。
ダークノイズのデータ取得方法は、10分を2回とりカメラの温度上昇度を確認しデータを取得し、BackyardEosのミラーロック機能に対する問題点の確認を10分行った。
BackyardEOSのミラーロックについてはハマってしまい原因がミラーロックにあることが分かるまでかなりの時間を要した。
(1) CANNON EOS kissX2
フィルターを取り去りフィルター無し(フィルターレス改造品)に改造した中古品をスターショップさんより購入
1枚目センサー温度26度
2枚目センサー温度33度
ミラーロックを使用すると(センサー温度34度)
(2) CANNON EOS kissX4
フィルターを変更、スターショップさんの新改造による改造品の中古を購入。フィルターレス改造品ではセンサーのゴミが気になり、いざ使用するときにゴミがあったなど何とかならないかなと思っていた時に新改造品ではダストクリーニング機能が使えるということでポチってしまった。
1枚目センサー温度28度(26度と思われるセンサ温度がずれたか?)
2枚目センサー温度35度(33度と思われる?)
ミラーロックを使用すると(たぶんセンサー温度33度?)
(3) CANNON EOS kissX5
天体写真撮影には使用していないので改造なしの新品購入
1枚目センサー温度26度
2枚目センサー温度33度
ミラーロックすると(センサー温度34度)
ダークノイズを取得してみるとkissX2が一番ダークノイズが少ないようにみえる。バラツキによるものなのか本当にkissX2がいいのかサンプル数が少ないので判断できないが、センサーのピクセルサイズから考えると妥当な結果とも思える。ミラーロック問題に関してはkissX2のみ影響しているようです。
その他のカメラ(イメージセンサー・ZWO)のデータを取得したがどのように比較すると良いかわからず別途紹介します。
webカメラを改造しペルチェを付けてみる(結露対策をしていないので、あまり使用していない)