大赤班が見えるので早起きをして撮影をする。透明度は良いが、最初は良かったシーイングも徐々に悪くなり期待外れとなった。
一番いいのが最初のショットでこれである。相変わらず色バランスは調整できていない。
撮影したのをまとめてGIFアニメーションにしたのがこれである。(色調整もしていないが)
μ-210+2.5xパワーメイト 合成FL=6038 F=28.8
RGB:それぞれ2分×33fps×10ショット(18:50~19:58UTC)
カメラ:ASI120MM(12bit)
フィルター:Baader
AutoStakkert+RegiStax6+WinJUPOS+Giam
バローレンズ(パワーメイト)の倍率
Posted On 2014年11月15日 | Add Comment |惑星撮影にテレビューの2.5xパワーメイトを使用しているがもう少し拡大したいと思い検討していたところ、撮影された大きさが計算値に比べ小さいことに気付き調査してみた。
以下のようにパワーメイトから撮像面までの距離により倍率が変わることが分かった。(株式会社ジズコより)
現在の構成は、以下の通りで100㎜以上は距離がある。
【μ-210】-【2.5xパワーメイト】-【フリップミラー】-【フィルターホイール】-【ASI120MM】
変更前の木星(2014/10/29)
そこで、構成を以下のように変更した。
【μ-210】-【フリップミラー】-【フィルターホイール】-【2.5xパワーメイト】-【ASI120MM】
変更後の木星(2014/11/15)
この画像から読み取りまとめると以下のようになり、メーカーのデータの通りパワーメイトの入れる場所により大きく変わることが分かった。
10月29日 | 11月15日 | |
---|---|---|
視直径[秒] | 36.0 | 37.9 |
撮影直径[ピクセル] | 231 | 324 |
焦点距離[mm] | 4963 | 6612 |
バロー倍率 | 2.1 | 2.7 |
2.5倍以上となったのは、グラフのあたり面とは接眼スリーブの先端であり、接眼スリーブより短いT2アダプターに変更しているため距離がマイナスとなったためと思う。
ベースマウント作成その2
Posted On | Add Comment |望遠鏡がベランダに常設になって更に配線も固定でしたくなった。これまでベランダの出入り口にケーブルを都度引き回し、隙間風にさらしていたのを解消することができた。
屋内からの配線は、AC100とLANケーブルでエアコンの配線ダクトを通すことにした。屋外の配線は紫外線による劣化を防止するためコルゲートチューブに通すことにした。このコルゲートチューブにAC100とLANケーブルを通すのがちょっと大変だった。
タカチの防水・開閉式プラボックスに赤道儀用とカメラ用のACアダプタ・赤道儀とPCを繋ぐLANハブ・ACコンセント(スイッチ付)の収納・カメラと接続するUSBケーブルを中継させる接続ボックスを作成した。
PCに接続するケーブルはプラボックスの扉に巻き付けて収納できるようにした。これで、撮影用のノートPCを持ってきてLANケーブル・USBケーブルを接続し電源をコンセントにさせばすぐに使えるようになった。
ケーブルを綺麗に固縛しようとしたがACアダプター付属電線では短いことが分かり、今後延長をやらなければいけないが、とりあえず当初の目的が達成できた。
国立天文台見学第2弾(三鷹)
Posted On 2014年10月26日 | Add Comment |国立天文台見学の第2弾として本拠地の三鷹に行ってきた。珍しくnaviの言うことをきいて東名川崎で降り稲城市をかすめて調布経由三鷹に到着した。54台入る駐車場には数台しか止まっていなくすぐに入れた。
受付を済ませ、第一赤道儀室を見学、ドームの中には20cm屈折望遠鏡が太陽に向けられ太陽の黒点を見せてもらった。銘板にはCARL ZEISSも文字がある。説明員は、今は黒点の活動が活発なため肉眼でも見れますとのこと太陽メガネを借り肉眼でもしっかり見ることができた。
アインシュタインの相対性理論を検証するための太陽塔望遠鏡(建物すべてが望遠鏡)を見たのち大赤道義室へ、1998年に観測を終了した日本最大の屈折望遠鏡を見学した。口径65cm F15あまりにも巨大なので写真に全体を撮ることができなかった。写真は手前が38cm/F28の眼視用、奥が65cm/F15の撮影用、とファインダー(10cm程度?)
この長い焦点距離でアンドロメダ星雲の全体像を撮った写真があったが、当時は大きな写真甲板に直接写しこむので長焦点距離が必要であると分かった。ここにもCARL ZEISSの文字が、この時代はそんなに有名ではなかったが軍事同盟によるものと説明があった。観測終了の理由は三鷹の都市化により光害が酷くなったためとドーム設備の老朽化とのこと。ドームの屋根は木造で当時の大工に技術がなく船大工が建設したそうだ。
最後に自動光電子午環へ、理屈がよくわからないがドームの建設が造船所でありビックリ!木造ドームを船大工が作った(もしかすると同じ造船所建設?)ことも含め天文と造船の関係が深い!!
10月25日の木星(望遠鏡をベランダに常設)
Posted On 2014年10月25日 | 3 Comments |休日前に晴れてくれたので、3時起きで木星を撮影した。シーイングもそこそこで透明度も良かった。5時過ぎからはシーイングが悪くなってきた。
撮影は大気色分散補正ができていないのでL画像は使用せずRGB合成としたが、相変わらずカラーバランスが整っていない。
ディスクの容量を増やしたので、長時間撮影できた、そこで木星の自転が見れるようアニメJIFにしてみた。(12/27GIF画像再作)
μ-210+2.5xパワーメイト 合成FL=6038 F=28.8
RGB:それぞれ2分×40fps×15セット(3:34~5:07)
カメラ:ASI120MM(12bit)
フィルター:Baader
RegiStax6+WinJUPOS+Giam
木星の撮影風景
透湿防水バイクカバーを購入し望遠鏡をベランダに常設した。使用したカバーは以下です。
取り付けた状態、この状態で常設。